▼AP令和3年度春期:問71 ”技術のSカーブ”の説明として、適切なものはどれか。
ア 技術の期待感の推移を表すものであり、黎明期、流行期、反動期、回復期、安定期に分類される。
イ 技術の進歩の過程を表すものであり、当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
ウ 工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり、生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。
エ 工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、初期故障期間では故障率は高くなるが、その後tの偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。
▼上に出てきた用語の意味
【技術のSカーブ】技術の発展・進歩のペースが、当初は緩やか、その後急激に、やがて限界が近づき再び緩やかになるというもの。多くの科学技術・工業技術に共通して見られる性質。(IT用語辞典 e-Words)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
中分類4:技術戦略マネジメント >13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画 >(1) 技術開発戦略・技術開発計画
〔用語例〕技術のS カーブ(IPには出ない。APのシラバスに登場)
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類20:技術戦略マネジメント >1.技術開発戦略の立案 >(1)技術開発戦略 >②価値創出の三要素:技術開発を経済的価値へ結びつけるには、技術・製品価値創造(Value Creation)、価値実現(Value Delivery)、価値利益化(Value Capture)が重要である。
〔用語例〕技術のS カーブ(FEには出ない。APのシラバスに登場)
解答イ