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▼カーンさん(7月16日)の偉業を3つ挙げよう。第一が、IPTOの技術仕様書を元にBNNとしてIMPのハードとソフトを作り、それまで夢だったものを現実にした技術力。第二が、異機種間のコンピュータ通信なんてホントにできるのか?とARPANETを本気にしてなかった人々に対してデモによってそれまでの見解を一発で変えた演出力。第三が、インターネットの本格普及の鍵となるTCP/IPを完成し皆のものにした開放性。
▼V・ブッシュさんのグランドデザイン、リックライダーさんの夢のあるコンピュータ・ネットワーク構想、サザランドさんの資金配分センス、テイラーさんのARPANETビジョン提示力、ロバーツさんの夢を仕様書とプロトを作る現実性、そして、カーンさんの最後のトドメ力。インターネットは、必要な時に、適切な場所に、ふさわしい人物が揃って夢が現実になった好事例。

ロバート・エリオット・カーン Robert Elliot Kahn 1938- コンピュータ科学者
1938年、ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ユダヤ人。
教育
1939年(1才)WWII。
1945年(7才)WWII終戦。
1960年(22才)ニューヨーク市立大学でB.E.E.(electrical engineering)
1962年(24才)プリンストン大学でM.A.(Electrical Engineering)
1964年(26才)プリンストン大学でPh.D.(Electrical Engineering)
活動
1964年(26才)AT&Tベル研究所で技術員を務めたあとMITで助教授(1966年まで)。
1966年(28才)BBN(11月17日)(1972年まで)。
1968年(30才)IPTOのL・ロバーツさんがARPANETの構築者を公募。パケットをIMP:Interface Message Processorsという新装置と長距離電話網で通信するもの。BBNが受注、カーンさんが中心となって開発。
1969年(31才)ARPANETのテストのためUCLAに出張しV・サーフさん(7月17日)と出会う。
1972年(34才)DARPAのIPTOでプログラムマネージャになる、のち部長(1985年まで)。ワシントンDCで開かれた国際コンピュータ・コミュニケーション・カンファレンスで20種類のコンピュータをつないでARPANETをデモし大成功。
1973年(35才)サーフさんがTCP/IPの開発に参加、初期バージョンが完成。
1986年(48才)研究開発を支援する非営利組織CNRI:Corporation for National Research Initiatives を創設。議長、CEO、社長。
1992年(54才)サーフさんと共にインターネット関連の標準策定、ポリシー策定、教育を目的とするインターネット協会を創設
1997年(59才)アメリカ国家技術賞を受賞。
2001年(63才)インターネットへの貢献でチャールズ・スターク・ドレイパー賞をクラインロックさん、ロバーツさん、サーフさんと共同受賞。
2004年(66才)チューリング賞を受賞。理由は、インターネットの基本通信プロトコル TCP/IP の設計と実装などインターネット分野の開拓及びネットワーク全般にわたる先導的貢献に対して。
2005年(67才)大統領自由勲章受勲を受賞。

インターネットの神 R・カーン氏


https://amturing.acm.org/award_winners/kahn_4598637.cfm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3