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1950年代に登場したハイレベル・プログラミング言語でFORTRANと並んで有名なものにCOBOL(Common Business Oriented Language)があるので、紹介します。Common Business とあるように、給料計算などの事務処理用に言語。COBOL以前は、コンピュータのメーカーが違うと言語も違っていました。たいへん不便。アメリカの国防総省はこの不便さを解消する新しい言語を求めました。▼COBOLはこのような業務用データ処理の潜在的かつ膨大なニーズに応えて登場しました。アメリカの政府機関は全てCOBOLを導入し、企業にも浸透。現代も使用され続けています。▼科学技術計算用のFORTRAN、業務データ処理用のCOBOL。それぞれ得意分野で効果を発揮するプログラム言語です。▼2019年度までIPAの「基本情報技術者試験・午後試験」にも取り上げられていました。しかし、プログラム言語の見直しが行われ「C、Java、COBOL、アセンブラ言語、表計算ソフト」が「C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト」に代わりました。▼IPAは、COBOLについて「教育機関等における指導言語としての利用の減少、本試験における受験者の選択率の極端な低下により、2019年の秋期試験をもって出題を廃止」としました。新しく加わったPython」については「適用範囲の拡大と利用の増加、機械学習やディープラーニングに関わる主要なOSSでの採用の広がり等により、2020年の春期試験から出題に追加」としました。残念なことに春期試験は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から取りやめとなりました。

出所 https://ja.wikipedia.org/wiki/COBOL

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC

https://www.jitec.ipa.go.jp/