• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼このプログラミング教室は産学連携で主催していて、産を担っているのが電通大発ベンチャーの株式会社MNUの雪本修一社長(写真)です。雪本さんは社会人になってから電通大院でプログラミング言語を研究した学問的視点を持つエンジニア兼経営者です。2015年の夏、雪本さんと雑談しているうちにプログラミング教室を私と二人でやる話になりました。雪本さんはプログラミングやコンピュータ科学の話になると、遠い目をして「K&R」とか「The C Programming Language」とつぶやいていました。▼何のことかというと、Kとはカーニハン先生のこと、Rとはデニス・リッチーのことで、K&Rとは二人の共著The C Programming Languageの別称のことでした。この本が出たのが1978年で、リッチーさんが開発したC言語がベル研で使われるようになっていたのはその5年ほど前の1973年とか74年です。▼C言語は人間の言語に近いプログラミング言語である高水準言語 high-level programming language のひとつです。(注:カーニハン著「Understanding the digital world」p.71に「I’m going to show the same program in five of the most important high-level programming language–Fortran, C, C++, Java and JavaScript」とある)▼今日のブログで言いたかったのは、最初に登場した高級言語は1954年にジョン・バッカスさんというコンピュータ科学者が開発したFORTRANという言語という話。明日にします。

▲本の写真 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A8%80%E8%AA%9EC

出所 https://en.wikipedia.org/wiki/John_Backus