当教室では、通常授業に加え、特定のテーマを深く探求する「教室内私塾」という取り組みを行っています。
今回は、教室内私塾に参加している更家くん(高校3年生)が、現在学習している最先端のテーマについて、他の受講生に向けて発表しました!
更家くんが参加しているのは、講師の松元(修士2年, 情報学専攻)が担当するテーマ「AIセキュリティ実践入門」です。
更家くんが取り組んでいるのは、大学や企業でも研究されている「AIセキュリティ」という非常に専門的な分野です。
発表では、まずAIが画像を認識する仕組みの基礎となる「CNN(畳み込みニューラルネットワーク)」の構築について解説。その後、そのAIを意図的に騙してしまう「Adversarial Example」という攻撃手法について、その面白さや奥深さを紹介してくれました。
これまでの作品発表とは一味違い、「今、こんなにおもしろいことを学んでいるんだ!」という知的なワクワクが伝わってくる、素晴らしい発表でした。
今回の発表の素晴らしさはもちろんですが、私たちが特に感心しているのは、日々の学習で彼が見せる物事の本質を探究する姿勢です。
例えば、狙ったものにAIを誤認識させる攻撃手法の仕組みを、講師が解説する前に自らの考察で言い当ててしまう。また、「AIを守る防御技術(Adversarial Training)は、データを増やす『データ拡張(Data Augmentation)』の一種では?」と、異なる技術の共通点を見抜く本質的な質問をしてくれました。
彼の「なぜ?」を突き詰める姿勢には、講師も驚かされてばかりです。
今回のような活動報告は、発表する本人の学びが深まるだけでなく、聞いている他の受講生にとっても「プログラミングでこんな面白いことができるのか!」という大きな刺激になります。
更家くんが参加しているAIセキュリティの教室内私塾は、10月末まで続きます。彼の知的好奇心が、次にどんな発見や驚きを見せてくれるのか、本当に楽しみです!
当教室では、今後も生徒一人ひとりの「やってみたい!」という気持ちを大切に、様々な挑戦をサポートしていきます。
今後の更家くんの活躍、そして他の受講生たちの挑戦にも、ぜひご期待ください!