• プログラミング教室、電気通信大学、調布市

講師の若杉(大学院2年、情報・ネットワーク工学専攻)が「コンピュータが表せる数値の限界」と題して講師LTを行いました。

簡単な算数の問題の例を挙げ、コンピュータでは大きい数と小さい数を足すと、大きい数に合わせて小さい数の影響が消えてしまう現象が起こることについて紹介されました。ちなみにそれを情報落ちというそうです。

そして、建築業界では、将来起こる建物倒壊のリスクを計算するためにコンピュータでのシミュレーションが用いられる場面が多くあるそうで、その時の誤差を甘く見積もると、重大な事故が起きる可能性があることについて紹介されました。
小さい数の影響が、見過ごせないくらい大きなズレを生む可能性があるということですね。怖いですね。

これ以外にも誤差には種類があり、どれもシミュレーションを行うには考慮が必要なことを学びました。
「数値計算やシミュレーションは気を抜けない分野なんですね」という言葉で講師LTは締めくくりとなりました。