• プログラミング教室、電気通信大学、調布市

▼令和4年度:問81 CPUの性能に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 32ビットCPUと64ビットCPUでは、64ビットCPUの方が一度の処理するデータ長を大きくできる。

イ CPU内のキャッシュメモリの容量は、少ないほどCPUの処理速度が向上する。

ウ 同じ構造のCPUにおいて、クロック周波数を下げると処理速度が向上する。

エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは、デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の数を多くできる。

▼上に出てきた用語の意味
【CPU Central Processing Unit】中央処理装置。コンピュータの主要な構成要素の一つで、他の装置・回路の制御やデータの演算などを行う装置。演算装置と制御装置を統合したもの。(IT用語辞典 e-Words)

【キャッシュメモリ cache memory】CPUの内部に設けられた高速な記憶装置。使用頻度の高いデータを蓄積して、低速なメインメモリへのアクセスを減らし、処理を高速化する役割。(IT用語辞典 e-Words)

【クロック周波数 clock frequency】CPUなどの内部で信号を送受信するタイミングを揃える電気信号(クロック信号)を、単位時間あたり何回発振するかを表す値。単位は「Hz」(ヘルツ)。(IT用語辞典 e-Words)

【デュアルコアプロセッサ dual core processor】一つのCPUに演算・処理回路であるプロセッサコアを2つ集積して、性能の向上を図るもの。(IT用語辞典 e-Words)

【クアッドコアプロセッサ quad-core processor】一つのCPUに演算・処理回路であるプロセッサコアを4つ集積して、性能の向上を図るもの。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
大分類8:コンピュータシステム >中分類15:コンピュータ構成要素 >40. プロセッサ >(2) プロセッサの基本的な仕組み
〔用語例〕CPU、マルチコアプロセッサ

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類2:コンピュータシステム >中分類3:コンピュータ構成要素 >1. プロセッサ >(3)プロセッサの種類
〔用語例〕CPU
解答ア