• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼令和4年度:問56 ランサムウェアによる損害を受けてしまった場合を想定して、その損害を軽減するための対策例として、適切なものはどれか。

ア PC内の重要なファイルは、PCから取外し可能な外部記憶装置に定期的にバックアップしておく。

イ Webサービスごとに、使用するIDやパスワードを異なるものにしておく。

ウ マルウェア対策ソフトを用いてPC内の全ファイルの検査をしておく。

エ 無線LANを使用するときには、WPA2を用いて通信内容を暗号化しておく。

▼上に出てきた用語の意味
【ランサムウェア ransomware】感染したコンピュータを正常に利用できないような状態に置き、復元のために犯人への金品の支払いを要求する身代金型ウイルス。ransom の意味は身代金。マルウェア(悪意のあるソフトウェア)の一種。(IT用語辞典 e-Words)

【マルウェア malware】コンピュータの正常な利用を妨げたり、利用者やコンピュータに害を成す不正な動作を行うソフトウェアの総称。“malicious software” (悪意のあるソフトウェア)を縮めた略語。(IT用語辞典 e-Words)

【WPA2 Wi-Fi Protected Access 2】無線LAN(Wi-Fi)上の通信を暗号化する技術規格の一つ。WPAの後継。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
大分類9:技術要素 >中分類23:セキュリティ >61. 情報セキュリティ >(3) 脅威と脆弱性 >② 技術的脅威の種類と特徴
〔用語例〕マルウェア(コンピュータウイルス、ボット、スパイウェア、ランサムウェア

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類3:技術要素 >中分類11:セキュリティ >1. 情報セキュリティ >(3)脅威 >② マルウェア・不正プログラム
〔用語例〕ランサムウェア
解答ア