▼令和4年度:問10 特許戦略を策定する上で重要な”特許ポートフォリオ”について述べたものはどれか。
ア 企業が保有や出願している特許を、事業への貢献や特許間のシナジー、今後適用が想定される分野などを分析するためにまとめたもの
イ 技術イノベーションが発生した当初は特許出願が多くなる傾向だが、市場に支配的な製品の出現によって工程イノベーションにシフトし、特許出願が減少すること
ウ 自社製品のシェアと市場の成長率を軸にしたマトリックスに、市場における自社や競争相手の位置づけを示したもの
エ 複数の特許権者同士が、それぞれの保有する特許の実施権を相互に許諾すること
▼上に出てきた用語の意味
【特許ポートフォリオ】特許を評価する上で、ある製品の開発、および生産に必要な特許をまとめて評価する方法。(Weblio辞書)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
大分類2:経営戦略 >中分類4:技術戦略マネジメント >13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画 >(1) 技術開発戦略・技術開発計画
将来的に市場での競争力を確保することを目的として、技術動向や製品動向を調査・分析し、自社が保有する技術を評価して、必要に応じて技術提携なども視野に入れた技術開発戦略が立案される
〔用語例〕特許戦略
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類8:経営戦略 >中分類20:技術戦略マネジメント >2. 技術開発計画 >(2)技術開発のロードマップ
〔用語例〕特許取得ロードマップ
解答ア