▼令和4年度:問9 不適切な行為a~cのうち、不正アクセス禁止法において規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。
a 他人の電子メールの利用者IDとパスワードを、正当な理由なく本人に無断で第三者に提供する。
b 他人の電子メールの利用者IDとパスワードを本人に無断で使用して、ネットワーク経由でメールサーバ上のその人の電子メールを閲覧する。
c メールサーバにアクセスできないよう、電子メールの利用者IDとパスワードを無効にするマルウェアを作成する。
ア a, b
イ a, b, c
ウ b
エ b, c
▼上に出てきた用語の意味
【不正アクセス禁止法】通信回線を通じて利用権限のないコンピュータを非正規な方法で操作することを禁じ、違反者を罰する日本の法律。(IT用語辞典 e-Words)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
大分類1:企業と法務 >中分類2:法務 >5. セキュリティ関連法規 >(2) 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
・不正アクセスとはどのような行為であるか、不正アクセスを防ぐにはどうすべきか
・不正アクセス禁止法の基本的な考え方
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類9:企業と法務 >中分類23:法務 >2. セキュリティ関連法規 >(2)不正アクセス禁止法:刑法はデータの改ざん、消去などの行為を処罰の対象にしているのに対し、不正アクセス禁止法はネットワークヘの侵入、アクセス制御のための符号提供などを一律に犯罪の対象としている
解答ア