• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼令和4年度:問1 著作権及び特許権に関する記述a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a 偶然二つの同じようなものが生み出された場合、発明に伴う特許権は両方に認められるが、著作権は一方の著作者だけに認められる。

b ソフトウェアの場合、特許権も著作権もソースプログラムリストに対して認められる。

c 特許権の取得には出願と登録が必要だが、著作権は出願や登録の必要はない。

ア a, b 

イ b

ウ b, c

エ c

▼上に出てきた用語の意味
【著作権 copyright】知的財産権の一種。思想や感情を創作的に表現した者がその表現の利用を独占できる権利。(IT用語辞典 e-Words)

【著作権法】著作権は、複数の権利の集合体であることを理解する。また、日本では、無方式主義を採用しており、著作物を作成した時点で権利が発生し、その後一定期間保護されること、著作権法で保護対象となる著作物とは何か、プログラムやデータベースも保護の対象となること、何が権利侵害に当たるのか、所定の条件を満たせば著作権者の許諾を得ることなく著作物を利用することができることを理解する。(FEシラバス)

【特許権 patent right】知的財産権の一種。新たな発明を一定期間、独占的に使用する権利。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
大分類1:企業と法務 >中分類2:法務 >4. 知的財産権 >(1) 著作権法・音楽、動画、漫画、コンピュータプログラムなど、知的創作物には著作権が発生し、無断でコピーする行為、違法にアップロードされたコンテンツと知りながらダウンロードする行為などは違法行為に当たる
・歌手や放送事業者など、著作物を様々な手段で伝達する人々にも権利が発生し、無断で作品を公衆に伝達する行為は違法である
・教育機関における、遠隔教育などの教育目的において、著作物の特例的な利用が可能である

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類9:企業と法務 >中分類23:法務 >1. 知的財産権 >(2)著作権法
〔用語例〕著作者人格権(公表権、氏名表示権、同一性保持権)、著作財産権(複製権、公衆送信権、頒布権、譲渡権、貸与権)
解答エ