▼令和3年度:問40 同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において、各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し、上限・下限の限界線を越えるものを異常なプログラムとして検出したい。作業する図として、最も適切なものはどれか。
ア 管理図
イ 特性要因図
ウ パレート図
エ レーダーチャート
▼上に出てきた用語の意味
【管理図 control chart】製造業の品質管理などに用いられるグラフの一つで、品質のばらつきを時系列に図示して工程の安定度合いを把握するためのもの。(IT用語辞典 e-Words)
【特性要因図 cause and effect diagram】魚骨図、フィッシュボーンチャートともいう。製品の品質管理などでよく用いられる図の一種で、対象の持つ特性とその要因と思われるものを階層的に図示したもの。ある事象がどのような要因に組合わせによって成り、個々の要因がどのような要素に分解されるかを一覧できる。(IT用語辞典 e-Words)
【パレート図 Pareto chart】項目を大きい順(降順)に並べた棒グラフと、それらの累積構成比(百分率)を重ねて描画したグラフ。(IT用語辞典 e-Words)
【レーダーチャート radar chart】グラフの種類の一つで、複数の項目の大きさを同じ尺度で一覧し、項目間のバランスや全体的な傾向を図形の形状や大小で把握できるもの。(IT用語辞典 e-Words)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
大分類1:企業と法務 >中分類1:企業活動 >2. 業務分析・データ利活用 >(2) 業務分析と業務計画 >① 業務分析手法:図式などの代表的な手法を用いた,業務分析や業務計画
〔用語例〕管理図
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類4:開発技術 >中分類12:システム開発技術 >5.ソフトウェア構築 >(8)ソフトウェアユニットのテスト >③ テストの実施と評価:テストの目的,実施方法,留意事項,テストで使用するテストツールの役割を理解する。また,テストの実行後には,テスト結果の記録,結果分析,プログラムの修正や改良作業を行うことを理解する。
〔用語例〕バグ管理図
解答ア