• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼令和3年度:問8 画期的な製品やサービスが消費者に浸透するに当たり、イノベーションへの感心や活用の時期によって消費者をアーリーアダプタ、アーリーマジョリティ、イノベータ、ラガード、レイトマジョリティの五つのグループに分類することができる。このうち、活用の時期が2番目に早いグループとして位置付けられ、イノベーションの価値を自ら評価し、残る大半の消費者に影響を与えるグループははどれか。

ア アーリーアダプタ

イ アーリーマジョリティ

ウ イノベータ

エ ラガード

▼上に出てきた用語の意味
【キャズム  chasm】新しいアイデアや技術に基づく製品やサービスの普及に関する理論の一つ。ハイテク製品では普及の初期と中期の間に「深い裂け目chasm」があり、多くの新製品がこれを超えられずに脱落してしまうというもの。アメリカの経営コンサルタント、ジェフリー・ムーア(Geoffrey A. Moore)氏が1991年の著書 “Crossing the Chasm” (キャズムを越える)の中で提唱した。
新しいものを受け入れる順番:(1)新しもの好きの「イノベーター」→(2)オピニオンリーダー的な「アーリーアダプタ」→(3)大衆的な人々のうち新しいものに親和的な「アーリーマジョリティ」→(4)新しいものにあまり乗り気ではない「レイトマジョリティ」→(5)最後まで頑なな「ラガード」(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
大分類2:経営戦略 >中分類4:技術戦略マネジメント >13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画 >(1) 技術開発戦略・技術開発計画
〔用語例〕キャズム

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
大分類8:経営戦略 >中分類20:技術戦略マネジメント >1.技術開発戦略の立案 >(1)技術開発戦略 >②価値創出の三要素
〔用語例〕キャズム
解答ア