▼令和3年度:問1 E-R図を使用してデータモデリングを行う理由として、適切なものはどれか。
ア 業務上でのデータのやりとりを把握し、ワークフローを明らかにする。
イ 現行業務でのデータの流れを把握し、業務遂行上の問題点を明らかにする。
ウ 顧客や製品といった業務の管理対象間の関係を図示し、その業務上の意味を明らかにする。
エ データ項目を詳細に検討し、データベースの実装方法を明らかにする。
▼上に出てきた用語の意味
【E-R図 Entity Relationship Diagram】実体関連図。情報システムの扱う対象を、実体(entity)、関連(relationship)、属性(attribute)の三要素でモデル化する「ERモデル」を図示したもの。データベースの設計などでよく用いられる。(IT用語辞典 e-Words)
【データモデル data model】情報システムが取り扱う現実世界の対象をデータ集合として表現するため、対象を表す情報を抽象化して一定の構造や形式で記述したもの。データモデルを作成することを「データモデリング」(data modelling)という。(IT用語辞典 e-Words)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
中分類6:システム戦略 >19. 業務プロセス >(1) 業務プロセス >② 代表的なモデリング手法
〔用語例〕E-R 図(Entity Relationship Diagram)、DFD( Data Flow Diagram)、BPMN(Business Process Model and Notation)
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類12:システム開発技術 >3.ソフトウェア要件定義 >(2)ソフトウェア要件の確立:ソフトウェア要件定義では、業務モデル、論理データモデルを作成して、システムを構成するソフトウェアに求められる機能、能力、インタフェースなどを決定し、ソフトウェア適格性確認要件を定める。要件定義のための業務分析には、DFD、E-R 図、UML などの分析方法、表現方法を用いる。
〔用語例〕データモデリング
解答ウ