▼平成29年度春期：問66 企画、要件定義、システム開発、ソフトウェア実装、ハードウェア実装、保守から成る一連のシステム開発プロセスにおいて、要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
ア 事業の目的、目標を達成するために必要なシステム化の方針、及びシステムを実現するための実施計画を立案する。
イ システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し、利害関係者のニーズ、要望及び課せられる制約条件を識別する。
ウ 目的とするシステムを得るために、システムの機能及び能力を定義し、システム方式設計によってハードウェア、ソフトウェアなどによる実現方式を確立する。
エ 利害関係者の要件を満足するソフトウェア製品又はソフトウェアサービスを得るための、方式設計と適格性の確認を実施する。
▼上に出てきた用語の意味
【要件定義 RD：requirements definition】システムやソフトウェアの開発において、実装すべき機能や満たすべき性能などのを明確にしていく作業のこと。いわゆる上流工程の一部で、実際の開発・実装作業を始める前に行う作業の一つ。（IT用語辞典 e-Words）
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
中分類7：システム企画 ＞23. 要件定義 ＞(1) 業務要件定義：業務要件定義では経営戦略やシステム戦略、利用者のニーズを考慮し、システムに求める機能及び要件を定義する
▼比較：FEのシラバスでの位置付け
中分類12：システム開発技術 ＞1.システム要件定義 ＞（2）システム要件の定義 ＞① システム化の目標と対象範囲：システム化の目標、対象範囲（対象業務、対象部署）をまとめる。
解答イ