• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼平成29年度春期:問61 リスクや資産価値の類似性で分けたカテゴリごとの情報化投資について、最適な資源配分を行う際に用いる手法はどれか。

ア 3C分析

イ ITポートフォリオ

ウ エンタープライズアーキテクチャ

エ ベンチマーキング

▼上に出てきた用語の意味
【3C分析】企業がマーケティングなどを行う際に用いる分析手法の一つ。Customer(顧客=市場)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの C に着目して事業環境を調べること。(IT用語辞典 e-Words)

【ITポートフォリオ IT portfolio】企業などが情報システムなどIT関連の投資を行う際に、対象をその特性によっていくつかの種類に分類し、企業戦略などに沿って投資額の配分を調整する手法。経済産業省の「業績評価参照モデルを用いたITポートフォリオモデルの活用ガイド」では、「戦略目標達成型」「業務効率化型」「インフラ構築型」の3つに分類している。(IT用語辞典 e-Words)

【エンタープライズアーキテクチャ EA : Enterprise Architecture】組織全体の業務とシステムを統一的な手法でモデル化し、業務とシステムを同時に改善することを目的とした、組織の設計・管理手法。(FEシラバスのp.84)
大企業や政府機関などといった巨大な組織の資源配置や業務手順、情報システムなどの標準化、全体最適化を進め、効率よい組織を生み出すための設計手法。(IT用語辞典 e-Words)

【ベンチマーキング benchmarking】企業などが自らの製品や事業、組織、プロセスなどを他社の優れた事例を指標として比較・分析し、改善すべき点を見出す手法。比較対象とする相手やその実績などをベンチマーク benchmark という。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
中分類7:システム企画 >22. システム化計画 >(1) システム化計画:対象業務を分析して情報システム戦略に基づいてシステム化構想及
びシステム化基本方針を立案する。各システムの開発順序、概算コスト、効果などシステム化の全体像を明らかにする。

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類18:システム企画 >1.システム化計画 >(2)システム化計画の立案
〔用語例〕IT ポートフォリオ
解答イ
▼既出:令和元年度秋期の問61