• プログラミング教室、電気通信大学、調布市

▼平成29年度秋期:問64 グリーン調達の説明はどれか。

ア 環境保全活動を実施している企業がその活動内容を広くアピールし、投資家から環境保全のための資金を募ることである。

イ 第三者が一定の基準に基づいて環境保全に資する製品を選定する、エコマークなどの環境表示に関する国際規格のことである。

ウ 太陽光、バイオマス、風力、地熱などの自然エネルギーによって発電されたグリーン電力を、市場で取引可能にする証書のことである。

エ 品質や価格の要件を満たすだけでなく、環境負荷が小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に務める事業者から優先して購入することである。

▼上に出てきた用語の意味
【グリーン調達 green procurement】企業などが製品の原材料や部材を調達するにあたり、環境負荷の低い製品を選択すること。特に、条約や各国の法律などで規制されている特定の化学物質を含まない製品や、製造工程で有害化学物質を使用・排出しない製品を優先的に選択することを意味する場合が多い。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
中分類7:システム企画 >24. 調達計画・実施 >(1) 調達の流れ:調達の基本的な流れは、情報提供依頼(RFI:Request For Information)、提案依頼書(RFP:Request For Proposal)の作成と配付、選定基準の作成、ベンダ企業からの提案書及び見積書の入手、提案内容の比較評価、調達先の選定、契約締結、受入れ・検収である。
〔用語例〕グリーン調達

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類18:システム企画 >3.調達計画・実施 >(2)調達の実施 >⑥ 調達リスク分析:調達に当たっては、内部統制、法令遵守、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)調達、グリーン調達などの観点からのリスク管理の知識が必要である。
解答エ