▼平成30年度春期:問67 あるメーカがビールと清涼飲料水を生産する場合、表に示すように6種類のケース(A~F)によって異なるコストが掛かる。このメーカの両製品の生産活動におけるスケールメリットとシナジー効果に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア スケールメリットはあるが、シナジー効果はない。
イ スケールメリットはないが、シナジー効果はある。
ウ スケールメリットとシナジー効果がともにある。
エ スケールメリットとシナジー効果がともにない。
▼上に出てきた用語の意味
【スケールメリット advantage of scale】規模を大きくすることで得られる効果や利益、優位性を意味する和製英語。例:製品の生産量を増やすと単位生産量あたりの固定費が下がり製造単価が安くなる。(IT用語辞典 e-Words)
【シナジー効果 synergy】相乗効果。ある要素が他の要素と合わさる事によって単体で得られる以上の結果を上げること。(Wikipedia)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
中分類3:経営戦略マネジメント>9. 経営戦略手法 >(2) 経営戦略に関する用語:経営戦略に関する代表的な用語
〔用語例〕IPのシラバスにはスケールメリットとシナジー効果は出て来ません。
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類19:経営戦略マネジメント >1.経営戦略手法 >(1)経営戦略:経営戦略に関する基本的な考え方
〔用語例〕シナジー効果(スケールメリットは出て来ません)
解答イ