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▼平成30年度秋期:問80 請負契約を締結していても、労働者派遣とみなされる受託者の行為はどれか。

ア 休暇取得の承認を発注者側の指示に従って行う。

イ 業務の遂行に関する指導や評価を自ら実施する。

ウ 勤務に関する規律や職場秩序の保持を実施する。

エ 発注者の業務上の要請をを受託者側の責任者が窓口になって受け付ける。

▼上に出てきた用語の意味
【請負契約】仕事の完成を目的として、納期までに成果を納めて対価を得る契約形態で、受注者は納期までに委託された業務を完遂して成果を発注者に引き渡す義務を負う。(IT用語辞典 e-Words)

【労働者派遣】ある事業者が雇用している従業員を別の事業者の事業所に勤務させ、その事業者の管理監督者の指揮命令により労働させること。日本では労働者派遣法(労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律)による規制を受ける。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
中分類2:法務 > 6. 労働関連・取引関連法規 >(1) 労働関連法規 >② 労働者派遣法(労働者派遣事業法):労働者を派遣するには認可が必要。派遣事業者が守らなければならない規定がある。

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類23:法務 >3.労働関連・取引関連法規 >(1)労働関連の法規 >② 労働者派遣法:労働者を派遣する場合、労働者、派遣先、派遣元の三者がどのような契約に基づいて、どのような関係にあるかなど、法のあらまし。派遣契約と請負契約との違い。
〔用語例〕労働者派遣契約、指揮命令
解答ア