• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼令和元年度秋期:問63 企業がマーケティング活動に活用するビッグデータの特徴に沿った取扱いとして、適切なものはどれか。

ア ソーシャルメディアで個人が発信する商品のクレーム情報などの、不特定多数によるデータは処理の対象にすべきではない。

イ 蓄積した静的なデータだけでなく、Webサイトのアクセス履歴などリアルタイム性の高いデータも含めて処理の対象とする。

ウ データ全体から無作為にデータをサンプリングして、それらを分析することによって全体の傾向を推し量る。

エ データの正規化が難しい非構造化データである音声データや画像データは、処理の対象にすべきではない。

▼上に出てきた用語の意味
【ビッグデータ big data】単に量が多いだけでなく、様々な種類・形式が含まれる非構造化データ・非定型的データ。日々膨大に生成・記録される時系列性・リアルタイム性のあるデータ。従来のデータベース管理システムでは記録、保管、解析が難しい巨大なデータ群。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
中分類1:企業活動 >2. 業務分析・データ利活用 >(3) データ利活用 >③ データサイエンス、ビッグデータ分析:データの特徴を読み解き、起きている事象の背景や意味合いを考察
〔用語例〕ビッグデータ

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類17:システム戦略 >4.システム活用促進・評価 >(1)システム活用促進・評価 >③ データの分析及び活用:情報システムに蓄積されたデータをデータサイエンスの手法によって分析し、今後の事業展開の戦略に活用することの重要性を理解。
〔用語例〕ビッグデータ、オープンデータ、パーソナルデータ、データサイエンティスト
解答イ