• プログラミング教室、電気通信大学、調布市

▼AP令和3年度春期:問73 SNSやWeb検索などに関して、イーライ・バリサーが提唱したフィルタバブルの記述として、適切なものはどれか。

ア PCやスマートフォンなど、使用する機器の性能やソフトウェアの機能に応じて、利用者は情報へのアクセスにフィルタがかかっており、様々な格差が生じている。

イ SNSで一般のインターネット利用者が発信する情報が増えたことで、Web検索の結果は非常に膨大なものとなり、個人による適切な情報収集が難しくなった。

ウ 広告収入を目的に、事実とは異なるフィルタのかかったニュースがSNSなどを通じて発信されるようになったので、正確な情報を検索することが困難になった。

エ 利用者の属性・行動などに応じ、好ましいと考えられる情報がより多く表示され、利用者は実社会とは隔てられたパーソナライズされた情報空間へと包まれる。

▼上に出てきた用語の意味
【イーライ・バリサー filter bubble】 1980年、アメリカ生まれのインターネット活動家。2011年、著書『閉じこもるインターネット』The Filter Bubbleで提唱。

【フィルターバブル filter bubble】 インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムが、各ユーザーが見たくないような情報を遮断する機能(フィルター)のせいで、まるで泡(バブル)に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること。(Wikipedia)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
中分類3:経営戦略マネジメント >10. マーケティング >(3) Web マーケティング
〔用語例〕なし。参考として、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
中分類21:ビジネスインダストリ >3.e-ビジネス >(3)ソーシャルメディア:ソーシャルメディアの概念、類型、技術的背景を理解する。
〔用語例〕なし。参考として検索エンジン最適化(SEO)
解答エ