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▼IP令和元年度秋期:問93 ディジタル署名やブロックチェーンなどで利用されるハッシュ関数の特徴に関する、次の記述中の a, b に入れる字句の適切な組合せはどれか。

ハッシュ関数によって、同じデータは、( a )ハッシュ値に変換され、変換後のハッシュ値から元のデータを復元することが( b )。

▼上に出てきた用語の意味
【ディジタル署名 digital signature】文書やメッセージなどのデータの真正性を証明するために付加される、短い暗号データ。作成者を証明し、改竄やすり替えが行われていないことを保証する。
しくみ:公開鍵暗号の原理と暗号学的ハッシュ関数を組み合わせた仕組み。
送信者:送信者は本人しか知らない秘密鍵とメッセージの本文を元に一定の手順で算出した固定長の暗号データをメッセージに添付し、相手方に送る。
受信者:受信者は受け取った本文と、秘密鍵と対になる送信者の公開鍵などを用いて一定の手順で同様のデータの算出を試み、添付されたものと照合する。両者が一致すれば、メッセージが確かに送信者本人のものであり、かつ伝送途上で第三者による改竄やすり替えが行われていないことが確認できる。(IT用語辞典 e-Words)

【ブロックチェーン blockchain】一定の形式や内容のデータの塊(ブロック)を改ざん困難な形で時系列に連結していく技術。内容が随時追加されていくデータ群を複数の独立した対等な主体の間で安全に共有することができる。仮想通貨(暗号通貨/暗号資産)の開発を通じて誕生。
ブロックチェーンを用いて記録されたデータはインターネットなどを通じて参加者間で複製、共有される。途中の一部をざん竄すると全体を整合性のある状態にすることが困難になる。そのため特定の管理者や管理システムが存在しなくても真正なデータが共有できる。(IT用語辞典 e-Words)

【ハッシュ関数 hash value】元になるデータから一定の計算手順により求められた固定長の短いデータ。元になるデータが少しでも変化すると規則性なくまったく異なる値になる性質がある。その性質から暗号や認証、データ構造などに応用されている。(IT用語辞典 e-Words)

▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。

表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。

▼IPのシラバスでの位置付け
63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 >(2) 暗号技術
〔用語例〕ハッシュ関数

14. ビジネスシステム >(1) 代表的なビジネス分野におけるシステム
〔活用例〕ブロックチェーンの活用(トレーサビリティ確保、スマートコントラクトほか)

▼比較:FEのシラバスでの位置付け
1.情報セキュリティ >(8)情報セキュリティに関する技術 >① 暗号技術
〔用語例〕ハッシュ関数(SHA-256 ほか)

中分類21:ビジネスインダストリ >1.ビジネスシステム >(2)基幹業務支援システム及び業務パッケージ
〔用語例〕ブロックチェーンの活用(トレーサビリティ確保、スマートコントラクトほか)
解答ウ