▼IP令和2年度10月分:問78 通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるVPNには、インターネットを使用するインターネットVPNや通信事業者の独自ネットワークを使用するIP-VPNなどがある。インターネットVPNはできないが、IP-VPNではできることはどれか。
ア IP電話を用いた音声通話
イ 帯域幅など通信品質の保障
ウ 盗聴、改ざんの防止
エ 動画の配信
▼上に出てきた用語の意味
【VPN Virtual Private Network】通信事業者の公衆回線を経由して構築された仮想的な組織内ネットワーク。企業内ネットワークの拠点間接続などに使われ、あたかも自社ネットワーク内部の通信のように遠隔地の拠点との通信が行える。(IT用語辞典 e-Words)
【IP-VPN Internet Protocol Virtual Private Network】VPNの方式の一つ。地理的に離れた構内ネットワーク(LAN)同士を接続して一体的に運用する。通信事業者の運用するIP(Internet Protocol)ベースの閉域網を経由して拠点間を接続する。(IT用語辞典 e-Words)
▼今回の問いとFEのシラバスの関連を赤の★印、既出は橙色の★印で示しました。
表の出所 FEのシラバスから筆者が作成。
▼IPのシラバスでの位置付け
63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 >(1) 情報セキュリティ対策の種類 >② 技術的セキュリティ対策
〔用語例〕 VPN ( Virtual Private Network )
▼比較:FEのシラバスでの位置付け
5.セキュリティ実装技術 >(3)ネットワークセキュリティ
〔用語例〕VPN(Virtual Private Network:仮想私設網)
中分類 10:ネットワーク >5.ネットワーク応用 >(5)通信サービス
〔用語例〕IP-VPN
解答イ