▼このシリーズを20回やってみて分かったことは2つ。1つは、シラバスのキーワードと過去問をセットにするとポイントがはっきりすること。その理由は、シラバスには分野ごとに選び抜かれたキーワードが出ている。しかし、なじみのない用語である上に数が多い。あわあわとなる(苦)。そこでその分野の過去問をやってみると、モノクロだったキーワードが生き生きとしたカラーで見えてくる。
▼もう1つは、高校情報1の情報セキュリティの学び方についてのアイディア。学習者はテキストを読んだ後、Iパスの情報セキュリティ分野の過去問で理解を進める、というもの。情報セキュリティに関する報道は1週間のうち何日かは新聞に出てくるくらい身近。高校生時代からリスクを理解しておくことは無用なトラブルを避けるためにもとても大事だ。Iパスの情報セキュリティ分野は、攻撃・防御・体制の3本柱があり、それぞれさらに具体的な話題を網羅した体系構成になっている。利用しない手はない。
▼Iパスの過去問に挑戦(2021年4月9日のブログにFEの過去問の後に再掲しています)
問100 電子メールにディジタル署名を付与して送信するとき、信頼できる認証局から発行された電子証明書を使用することに比べて、送信者が自分で作成した電子証明書を使用した場合の受信側のリスクとして、適切なものはどれか。
ア 電子メールが正しい相手から送られてきたかどうかが確認できなくなる。
イ 電子メールが途中で盗み見られている危険性が高まる。
ウ 電子メールが途中で紛失する危険性が高まる。
エ 電子メールに文字化けが途中で発生しやすくなる。
(Iパス・令和2年度10月、解答ア)
問85 電子メールの内容が改ざんされていないことの確認に利用するものはどれか。
ア IMAP
イ SMTP
ウ 情報セキュリティポリシ
エ ディジタル署名
(Iパス・令和元年度秋期、解答エ)
問100 電子商取引において、注文した事実やその内容について否認されることを防止するために、取引の相手に実施を依頼することとして、最も適切なものはどれか。
ア 相手の取引に使用するPCには、OSのログインパスワードを設定してもらう。
イ 相手のイントラネット内のウィルス対策を行ってもらう。
ウ 注文データにディジタル署名を付与してもらう。
エ 注文データを暗号化してから送ってもらう。
(Iパス・平成31年度春期、解答ウ)