【2021年3月22日、問題を追加】
▼情報セキュリティ分野での生体認証とは、情報1では、人間の身体的特徴や行動の癖などを用いて行う個人認証技術のこと、と説明されている。IパスとFEでは、利用者確認に利用される技術の一つ、と説明されている。
▼具体的には、指紋、静脈パターン、顔、光彩(こうさい)、網膜、声ほかを使う。生体認証はバイオメトリクス認証とも言う。下の表にまとめた。
▼では、Iパスの過去問で知識をつけましょう。
問66 バイオメトリクス認証で利用する身体的特徴に関する次の記述中のa, bに入れる字句の適切な組み合わせはどれか。
バイオメトリクス認証における本人の身体的特徴としては、(a)が難しく、(b)が小さいものが優れている。
(Iパス・令和2年度、10月、解答ア)
問88 バイオメトリクス認証の例として、適切なものはどれか。
ア 本人の手の指の静脈の形で認証する。
イ 本人の電子証明書で認証する。
ウ 読みにくい文字列が写った画像から文字を正確に読み取れるかどうかで認証する。
エ ワンタイムパスワードを用いて認証する。
(Iパス・令和元年度、秋期、解答ア)
問76 バイオメトリクス認証に関する記述として、適切なものはどれか。
ア 指紋や静脈を使用した認証は、のぞき見行為によって容易に認証情報が漏えいする。
イ 装置が大型なので、携帯電話やスマートフォンには搭載できない。
ウ 他人を本人と誤って認証してしまうリスクがない。
エ 筆跡やキーストロークなどの本人の行動的特徴を利用したものも含まれる。
(Iパス・平成31年度、春期、解答エ)
問90 バイオメトリクス認証の例として、適切なものはどれか。
ア ATM利用時に、センサに手のひらをかざし、あらかじめ登録しておいた静脈のパターンと照合させることによって認証する。
イ スマートフォンのスクリーンを一筆書きのように、あらかじめ登録した順序でなぞることによってスクリーンロックを解除する。
ウ 複数の写真の中から屋外の写真だけを選ばせるなど、機械による判別が難しい話題を解かせることによって、人間が操作していることを確認する。
エ 複数の写真の中から親族など本人に関係がある画像だけを選ばせることによって認証する。
(Iパス・平成30年度、秋期、解答ア)