▼3種類の試験とも「データ構造」の目標は、考え方を理解したり応用することになっている。では、データ構造とは何だろう。Wikipediaで見ると「データの集まりをコンピュータの中で効果的に扱うため、一定の形式に系統立てて格納するときの形式のこと」と説明している。
▼初心者に分かりにくいのは「データの集まりをコンピュータの中で効果的に扱う」とはどういうことか?こういう疑問を一つ一つ納得して進もうとすると学習スピードが落ちていつまでも終わりそうになく挫折リスクが高まる。だからといって分からないまま次に進んで、後から困ったことにならないか心配になる。几帳面な人ほどそうなりがちだ。で、つける薬は、教室に入ることです(笑)。
▼「データ構造」という言葉が分かりにくいのは、抽象度が高い用語だから。例えば、机とか椅子とかソファとかベッドと具体的なものをまとめた「家具」のような用語の仲間。ではデータ構造の具体的なものは?と言うとこれはしっかりシラバスに書いてある。下の表では赤い太字にしました。こういう具体的な例を見ると、なんとなくイメージがつきやすくなるのではないでしょうか。
▼IパスとFEを比べると、FEのほうが詳しいことが分かる。FEとAPを比べると、項目は同じ。違うのはFEが「習得し、適用する」になっているのに対してAPは「習得し、応用する」となっていること。