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▼今回の表の狙いは、電気通信と計算機・ネットワークの発展の経緯を並べて頭を整理すること。まず両者の関係は、電気通信が「土台」。計算機・ネットワークは土台の上で我われの経済や暮らしを便利快適にしてくれていることが分かる(そんなこた、言われなくても分かることなんだけど)。

▼Wikipediaを見て電気通信の節目と思う項目を並べたのが左の緑のところ。通信はベル電話会社(有線通信)とマルコーニ(無線通信)が来て、電気はエジソンが来る。電気・有線・無線。これ以外になにかありましたっけ?というくらいシンプル。

▼1912年にタイタニック号が氷山と衝突して沈没するという海難事故が起こる。この時、タイタニック号の無線室にはマルコーニ無線電信会社のエンジニアが乗り込んでおり、退避命令を聞きながらも最後までSOSを発信し続けていた。しかし、当時の船舶は無線の24時間受信態勢が取られていなかったため救出はムダに遅れてしまった。この反省から船舶無線は常に受信体制を取ることになった。事故から6年後の1918年に日本でも船舶無線通信士の養成機関が始まる。それが現在の電気通信大学の祖である無線電信講習所。

▼計算機とネットワークは、機械式計算機はバベッジさんの解析機関をスタートにしてブッシュさんの微分解析機を完成形にした。微分解析機とENIACの間には深い関係がある。それはほぼすべてWWII絡みになる。大きく発展するときは国の資金がどかんと投入されて物事が動く。ENIACはその象徴とも言える存在であることから、電子計算機の代表格になった。ENIACまでは真空管がキーデバイス。しかしトランジスタが発明されて真空管のプロダクトライフサイクルが下降局面に移る。SONYがトランジスタラジオを作り、盛田さんがセールスして、世界のSONYに飛躍する。

▼トランジスタの次に集積回路が来る(今回のアイキャッチはインテル創業者のR・ノイスさん。似てねー)。そして採集時代・農業時代・工業時代から次のコンピュータの時代に入る。このようにしてコンピュータ技術の仕組みが整い、インターネットでお互いがつながるようになり、WWWで文書やサービスが自由自在に扱えるようになった。これからはたまる一方のデータをどう活用するか、とか、スマート社会をどう作るかという話になっている。いや、まだ誰も知らない面白いことを仕込んでいる人がいるかも知れない。

▼私が知りたいことの一つは、日本海海戦のとき船の大砲の照準をどんな計算をして合わせたのだろう?ということ。「お互いに動いている」「見えている」「”天気晴朗なれど波高し”なので、自分の船は横揺れ+縦揺れしている」状態だ。敵もお互い同じ状況だから、どちらのほうが敵に当てる弾数が多いかで勝負が決まる。そこ、知りたい。