▼ガルヴァーニさんがカエルの筋肉から生じた電気を金属棒が拾った、と考えたのに対して、ボルタさんは異なる種類の金属の間に電解液があると電気が生じる、と考えた。それがボルタの電池の始まり。
▼ボルタの電池の発明で、安定した電源が確保できるようになり、イギリスやヨーロッパでの化学実験が進歩した。
▼ボルタさんはガルヴァーニさんを始め、研究の先達に対して敬意を表す礼儀正しい人。
アレッサンドロ・ジュゼッペ・アントニオ・アナスタージオ・ヴォルタ Il Conte Alessandro Giuseppe Antonio Anastasio Volta 1745-1827
1745年、イタリア北部のコモ生まれ。父は貴族。
活動
1774年(37才)コモ王立学校で教授(物理学)。
1775年(38才)1762年にスウェーデン人のヨハン・ヴィルケ氏が発明した静電気を貯める「電気盆」を改良。こちらが有名になる。
1776年(39才)沼で発生する発火性のガスを密閉容器に入れ、電気火花で燃焼させる実験を行う(1777年まで)。
1778年(41才)メタンガスの単離に成功。
1779年(42才)パヴィア大学で教授(実験物理学)(1804年まで)。
1791年(54才)ルイージ・ガルヴァーニさんによる「動物電気」の研究を開始。ボルタの法則を発見。
1794年(57才)結婚。ボルタの電堆を発明。
1800年(63才)ボルタ電池を発明。
1801年(64才)ナポレオン・ボナパルトさんの前でボルタ電池のデモを披露。
1810年(73才)伯爵。
1819年(82才)コモの周辺の町で引退生活。
1827年(90才)死去。
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