• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼電気の分野でキャヴェンディッシュさんは実験で次の2つの発見をしている。
1773年(42才)のとき「荷電した粒子間に働く力(反発または引き合う)はそれぞれの電荷の積に比例し、距離の2乗に反比例する」ことを発見。
1784年(53才)のとき、オームさんよりより46年も早く「オームの法則」を発見。
▼発見しても論文を出していち早く名乗りを上げる競争には参加しなかった。死後、遺された書類を整理するときに発見された、という具合。
▼大金持ちの貴族、引きこもりで人に会うのを極端に嫌う性格、王立協会とは交流を持っていた、自分の死期を把握していた人物。その名をとって子孫がケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所を設立した。

ヘンリー・キャヴェンディッシュ Henry Cavendish 1731–1810
1731年、イギリス生まれ。父は貴族デヴォンシャー公で物理の研究家。母も貴族。
教育
1733年(2才)母が死去。
1742年(11才)ロンドンにある私立ニューカム学校に入学。
1748年(17才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学。物理学と数学で優れた成績を収める。
1751年(20才)学位を取らずに3年で退学(当時は珍しくなかった)。ロンドンの父親の屋敷に研究室を作る。父から生活費を貰いつつましい生活を送る。
活動
1760年(29才)王立協会の会員になる。死去するまで会員。発表論文は18本、大部分が未発表
協会の会合には毎週欠かさず出席。極端に内気な正確で人が話しかけても会話をしない。興味のある話の時は別。
1766年(35才)亜鉛・鉄・スズに硫酸あるいは塩酸を加えると、可燃性の気体(水素)が発生すると論文発表。
1773年(42才)荷電した粒子間に働く力(反発または引き合う)はそれぞれの電荷の積に比例し、距離の2乗に反比例することを発見
1781年(50才)酸素の発見者であるジョセフ・プリーストリー氏が水素と空気を混ぜて爆発させると水が得られる実験結果を報告。
1783年(52才)父が死去、財産を相続。生活ぶりに変化なし。「科学者の中で一番の金持ち、金持ちの中で最も偉大な科学者」と言われる。
1784年(53才)ジョセフ・プリーストリー氏の実験を追試した結果、酸素と水素が化合して水になり体積は5分の1になると報告。オームさんよりより46年早く「オームの法則」を発見
1810年(79才)死去。「ニュートンの死以来、キャヴェンディッシュの死ほどイギリスが大きな損失を被ったことはない」と言われた。

1839年、遺産を引き継いだデヴォンシャー公が未発表の実験記録と論文を公表。
1874年、デヴォンシャー公がキャヴェンディッシュ研究所を設立。初代所長は電磁気学のジェームズ・クラーク・マクスウェル氏。
1879年、『ヘンリー・キャヴェンディシュ電気学論文集』刊行。キャヴェンディッシュさんの電気に関する研究の全体像と先進性が明らかになる。

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