▼グレイさんは、導体と不導体の存在を実験から認識したアマチュア科学者。静電気を起こして、鉄のような導体につなぐと電気が遠くまで流れる現象を実験で確認。同時に絹のように電気を通さない絶縁体も発見した。
▼学問志向より実験ができればうれしい人だったよう。
スティーヴン・グレイ Stephen Gray 1666-1736
1666年、 レートブリテン王国ケント州カンタベリー生まれ。父は染色業。
教育
1684年(18才)父が死去。兄が染色事業を継ぐ。
活動
1695年(29才)兄が死去。染色事業を継ぐ。
1696年(30才)正確な全天星図の作成を目指すグリニッジ天文台の初代天文台長ジョン・フラムスティード氏に協力して観測や計算で応援。
1707年(41才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの天文台でロジャー・コーツ(天文学)の助手。摩擦電気の実験、太陽黒点の観測を行う。
1709年(43才)天文台を辞めカンタベリーの染色事業に戻る。
王立協会のデモンストレーター、ジョン・デザグリエ氏の助手。
1719年(53才)ロンドンの救貧院チャーターハウス(Charterhouse)に住み年金を受給。ガラス管で静電気の実験。電気伝導を発見。
1729年(63才)電気伝導の実験を発展。素材に導体と不導体(絶縁体)があると発見。
1731年(65才)第1回コプリメダルを受賞。
1732年(66才)第2回コプリメダルを受賞。フランスの科学者C・F・デュ・フェが実験を見学。帰国して2種類(正と負)の電気があるという理論を公開。
1733年(67才)王立協会フェロー。
1736年(70才)チャーターハウスで死去。
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