▼コンピュータは電気で動いている。では電気とは何だったか、と考えると、すっきりと説明できない。そこでWikipediaで「電気」の項から研究をした神々を通して、電気に親しむことにする。
▼古代は飛ばして近世から始める。最初は医師のウィリアム・ギルバートさん。ギルバートさんは「琥珀」のギリシア語elektronからラテン語electricusを造語し、電気を表す用語として使い始めた人。今回のシリーズのテーマである「電気」という用語の命名者だ。琥珀は静電気を帯びると髪の毛や綿埃を引き寄せるので、研究対象にしていた。
▼磁石の研究もやっていた。地球全体が磁石で地球の中心には鉄のかたまりがあると主張。電気と磁気は別物と主張。現代から見ると正しかったり間違っていたりする。現代も将来から見ると同じようなことなのだろう。
ウィリアム・ギルバート William Gilbert 1544-1603
1544年、イングランドのエセックス、コルチェスター生まれ。
教育
1569年(25才)ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジでMD(Doctor of Medicine)。
活動
ロンドンでクリニックを開業。並行して静電気や磁石を自費で研究、「電気工学や電気と磁気の父」と言われる。 検電器”versorium”を発明、「電気計測機器の祖」と言われる。
1573年(29才)ロンドンの医療研究機関College of Physicianでフェロー。
「電気と磁気は別物」と主張。後にハンス・エルステッド氏(1777-1851)とジェームズ・マクスウェル氏(1831-1879)が電気と磁気は1つの力を異なる側面から見たものとした。
1600年(56才)College of Physician 会長。『磁石及び磁性体ならびに大磁石としての地球の生理”De Magnete, Magneticisque Corporibus, et de Magno Magnete Tellure”』発表。初めて電気を意味する electricusという用語を使用。
1601年(57才)エリザベス1世の侍医(1603年まで)。
・ジェームズ1世の侍医になる
・ナイトになる
1603年(59才)ロンドンで死去。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88_(%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E8%80%85)