• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

▼工学分野のノーベル賞=チャールズ・スターク・ドレイパー賞。その基となる人物。
▼宇宙船アポロ用の航法支援コンピュータを開発したのがドレイパーさん率いるMITの器械工学研究所。
▼1946年の段階でコンピュータの重さは何トンもあったのが、1961年にアポロ計画が始まる時には宇宙船に載せて打ち上げられるまでコンパクトになっていた。改めて驚きの進歩。
▼今回の答えは、宇宙開発という目的に迫られて小型で高性能で信頼性の高いコンピュータが必要になった。あるいは、コンピュータが問題解決の道具として進化しなければならない必然性があったから。

チャールズ・スターク・ドレイパー Charles Stark Draper 1901-1987
1901年、米国ミズーリ州ウィンザー生まれ。
教育
1917年(16才)ミズーリ大学コロンビア校に入学。
1919年(18才)スタンフォード大学に転学。
1922年(21才)スタンフォード大学で B.A.(心理学)。MITに進学。
1926年(25才)MITでBS(電気機械工学)
1928年(27才)MITで Master of Science
1930年(29才)MIT器械工学研究所の前身となる研究所を創設。誘導・航法・制御技術の開発と実用化を行う。
航法装置研究の一環としてパイロットの訓練を受ける(実際には軍のパイロットにならず民間用空路を飛行)。
1938年(37才)MITで博士(物理学)
活動
1939年(38才)WWII。秘密器械開発研究所(Confidential Instrument Development Laboratory)。MITで教授(航空工学) 慣性航法装置を発明
1945年(44才)WWII終戦
1961年(60才)アポロ計画と関係が始まる。MIT器械工学研究所でアポロ誘導コンピュータApollo Guidance Computerを開発、IC技術を使いた宇宙船用自律航法装置。
1964年(63才)アメリカ国家科学賞
1970年(69才)MITを退職。
1973年(72才)MIT器械工学研究所がMITから分離独立し非営利研究開発組織のチャールズ・スターク・ドレイパー研究所になる。
1981年(80才)アメリカの「発明の殿堂」入り。
1987年(86才)死去。
1988年(87才)ドレイパー研究所が技術系の賞を創始。
1989年(88才)全米技術アカデミーが「工学分野のノーベル賞」と言われるチャールズ・スターク・ドレイパー賞を創設。第1回受賞は、ジャック・キルビーさんとロバート・ノイスさん。パーソナルコンピュータの開発の功績で受賞。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC
https://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Stark_Draper