▼MITの学部生時代、ProjectMACに参加しMulTicsにカルキュレータ機能を付ける仕事に従事。このときフランクストンさん(11月30日)と出会う。
▼MITを卒業してコンピュータ会社で働いたところ、プログラマとして生き残っていくには経営を理解する必要があると気づきハーバードビジネススクールに入る。手軽に計算できるソフトがないことに気づき、同時に需要の可能性も感じ、フランクストンさんと役割分担して事業化に挑戦。
▼なぜアメリカでコンピュータとネットワークが発達したのか。今回の答えは、大型コンピュータでできる便利なことを、まだ性能が低かったパソコンで実現しようとするダン・ブルックリンさんのような挑戦者がいたこと。
ダニエル・S・ブリックリン Daniel S. Bricklin 1951-
1951年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。
教育
中等教育はAkiba Hebrew Academyで学ぶ。
1969年(18才)MIT入学。フランクストンさんと出会う。
1973年(22才)MITで B.S. in Electrical Engineering/Computer Science
1973年(22才)DECに入社。ワープロソフトWPS-8のプロジェクトリーダー。
1976年(25才)DECを退社。マイクロプロセッサを使用するキャッシュレジの小規模メーカーFasFax Corporationで働く。
1977年(26才)ハーバード・ビジネス・スクールに入学。表計算ソフトのアイディアを得る。HBSの教授にアイディアを話して手ごたえを探る。フランクストンさんがプログラミングを担当。
1979年(28才)ハーバード・ビジネス・スクールでMBA。フランクストンさんと表計算ソフトの VisiCalcを開発販売するSoftware Arts社を設立、会長に就任。
1981年(30才)グレース・マレー・ホッパー賞受賞。
活動
1985年(34才)ロータス社がSoftware Arts社を買収。Software Garden社を設立、”Dan Bricklin’s Demo Program”を開発・販売。
1986年(35才)”Dan Bricklin’s Demo Program”がSoftware Publishers Association Award から “Best Programming Tool”を受賞。
1990年(39才)ペンで操作するコンピュータの開発・販売のSlate Corporationをベンチャーキャピタルと共同設立(1994年に閉じる)。
1994年(43才)Software Garden社に戻り”Dan Bricklin’s OverAll Viewer”と”Dan Bricklin’s demo-it!”を発表。
1995年(44才)Webサイト構築ソフトのTrellix Corporationを設立(2003年にInterland社が買収、2004年まで同社のCTO)。
2004年(53才)Software Garden社に戻りソフトウェア開発。iPad用のNote Taker HDを発表。
2013年(62才)Alpha Software CorporationのCTO
http://www.bricklin.com/bio.htm
https://en.wikipedia.org/wiki/Dan_Bricklin
https://www.alphasoftware.com/alpha-software-corporation-story
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3