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▼シャノンさんは、WWIIの間に行った研究で公開されたものの中に、情報理論と暗号理論は分かちがたいほど近い関係があると述べている。軍事と科学技術も分かちがたいほど近い関係があるのと似ている。
▼迷路を抜ける賢いネズミロボットの研究やカジノのルーレットで勝つためのウェアラブルコンピュータやデジタル教育用コンピュータなど、シリアスな研究以外も面白いことを手掛けている。
▼なぜアメリカでコンピュータとネットワークが発達したのだろう。シャノンさんの姿からは、理論とハードを行き来できる知的巨人がいたから、が答えになる。

1943年(27才)アラン・チューリングさん(8月1日)とカフェで情報交換。チューリングさんは大西洋で暴れるドイツ海軍のUボートが使う暗号解読に挑む数学者。イギリスのブレッチェリーパーク政府暗号学校に所属。アメリカ海軍の暗号解読部隊と情報交換のためにワシントンに来ていた。文の暗号化だけでなく会話の暗号化にも関心を持ち機器を開発していた。カフェでチューリングさんは1936年に書いた「万能チューリングマシン”Universal Turing machine”」の論文をシャノンさんに解説した。
1945年(29才)WWII終戦。NDRCの報告書”Data Smoothing and Prediction in Fire-Control Systems”を Ralph Beebe Blackmanさん、 Hendrik Wade Bodeさんとの共著でまとめる。内容は火器管制システムで必要な情報とノイズの区分の重要性を指摘したもの。この論点は後にデータ通信における信号処理技術に活かされる。
1945年(29才)ベル研内部の機密レポート “A Mathematical Theory of Cryptography”を作成。
1948年(32才)コンピュータ科学者Robert FanoさんとShannon–Fano codingを発表。
1949年(33才)1945年の機密レポートが解除され “Communication Theory of Secrecy Systems” としてベルシステム技術ジャーナルに掲載。これに情報を補完し” A Mathematical Theory of Communication”を発刊。「情報理論と暗号理論は分けられないほど非常に近い関係にある」  ”Programming a Computer for playing Chess”発表。再婚。
1950年(34才)迷路を自力で抜けるネズミ型ロボ”Theseus”を開発(人工知能の走り)。ゲーム木複雑性 “Game-Tree Complexity”を発表。
1956年(40才)MITに戻りエレクトロニクス研究所(RLE)で研究活動(1978年まで)。
1960年(44才)数学者の Edward O. Thorpさんとカジノのルーレットで勝つためのウェアラブルコンピュータを開発(今では違法)。
1961年(45才)デジタル教育用のコンピュータ Minivac 601を開発。Scientific Development Corporationが販売。
2001年(85才)マサチューセッツ州で死去。

https://en.wikipedia.org/wiki/Claude_Shannon