• 小中高生、大人、プログラミング教室、Python、Web、コンピュータサイエンス

▼グラハム氏は1700年代前半に活躍した超一流の時計製作者、天体観測装置製作者だ。仕事の一部を紹介すると次である。
*ハーレー彗星で有名な天文学者エドモンド・ハレーさん(1656-1742)のためにグリニッジ天文台で壁面四分儀を製作。
*科学者のパトロン、チャールズ・ボイル氏(1674–1731)のために天体の動きを正確に表す当時最高のプラネタリウムを製作。
*天文学者ジェイムズ・ブラッドレイさん(1692–1762)のために子午儀、天頂望遠鏡を製作。
*世界初のクロノグラフ(ストップウォッチ)を製作。
*フランスアカデミーの依頼で経度測定装置を製作。
▼クロノメーターを発明したハリソンさんをハーレーさんに紹介されたときから理想の時計を追求する二人は共鳴し合う間柄になれたようだ。ハリソンさんより20才上のメンターとして人脈面、資金面で応援し続ける。
▼天文学者のための天体観測用機器の開発を通して、自らも地球物理に詳しくなった。グラハムさんの足跡を見ると、時計製作者は精密機械加工技術に秀でているだけでなく、その目的と論理を理解した上で開発していることがわかる。

ジョージ・グラハム George Graham 1673-1751 イギリスの時計製作者、天体観測装置製作者、発明家

1673年、イングランドのカンバーランド生まれ。
教育 不明
活動
1688年(15才)ロンドンに出てメンターで友人の時計師トーマス・トンピオン氏(1639–1713)の協業を始める。後にトンピオン氏の従妹と結婚。
振り子時計の改良特許、オーラリ(太陽系儀)の発明など活発に活動。
1721年(48才)王立協会フェロー。
1722年(49才)時計製作者組合の親方になる。
1723年(50才)地球磁場の日周変動を発見し地球物理学へ貢献。羅針が示す方向の長期変動に最初に気づいた人物。彼が製作した羅針は現代の磁気学者にも使われている。
1730年(57才)ハレーさんからマリンクロノメータのアイディアを持つジョン・ハリソンさん(10月8日)を紹介される。最初会ったときから時計について二人で何時間も語り合った。ハリソンさんがマリンクロノメータH1の製作を継続できるよう無担保・無利子の資金を提供。以降、助言と応援を続ける。さらに経度委員会にハリソンさんを紹介、資金援助が得られるように段取りする。
トマス・ムッジさん(1715–1794)を見習いに迎える(38年まで。途中からパートナー)。ムッジさんは後にレバー脱進機等を発明して懐中時計の発展に重要な寄与をする著名な時計製作者になる。
1745年(72才)直進脱進機を用い28日間機能する制御器を開発。
1751年(78才)死去。トーマス・トンピオン氏と同じ墓所に埋葬。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0_(%E6%99%82%E8%A8%88%E5%B8%AB)
https://en.wikipedia.org/wiki/George_Graham_(clockmaker)