▼大学時代から暗号分野に才能を発揮。博士課程の指導教員はヘルマン先生。40代までは暗号分野で発明を続ける。Merkle-Hellmanナップサック暗号、Merkle-Damgård construction 、Merkle treesというハッシュ木を発明。ブロック暗号Khufu、Khafre、ハッシュ関数Snefruを設計。その貢献でRSAアワードやハミング賞を受賞している。
▼40代から研究対象にナノテクノロジーが加わる。理事を務めるアルコー延命財団は遺体を低温で保管し将来クローン技術が発達した時に蘇生する技術を追求する組織。シンギュラリティ・ユニバーシティは現代の課題を革新的技術での解決を目指す企業。
ラルフ・C・マークル Ralph C. Merkle 1952- 公開鍵暗号の発明者。ナノテクノロジー研究者。
1952年、カリフォルニア州のバークレー生まれ。父は米国プルート計画(巡航ミサイル用の原子エンジン開発プロジェクト)の管理者。
教育
1970年(18才)Livermore 高校を卒業。
1974年(22才)カリフォルニア大学バークレー校でB.A.。在学中、授業の課題から「マークルのパズル」を考案。公開鍵暗号の技術が見られる。
1977年(25才)カリフォルニア大学バークレー校でM.S.。
1978年(26才)公開鍵暗号の一つMerkle-Hellmanナップサック暗号を提案(82年に解読方法が発見)。
1979年(27才)スタンフォード大学でPh.D.(電気工学)。Secrecy, authentication and public key systems。指導教員はヘルマンさん(9月23日)。
活動
1980年(28才)シリコンバレーのミニコン製造会社Tata Elxsiでコンパイラ開発マネージャ。
1988年(36才)パロアルト研究所の研究員(99年まで)。ブロック暗号をKhufu と Khafre を設計。
1991年(39才)非営利研究開発組織のiMM:institute for Molecular Manufacturingを設立。
1999年(47才)Zyvex 社でナノテクノロジーの理論家。
2000年(48才)公開鍵暗号の発明でRSA Award in Mathematics。
Nanofactory Collaborationを共同設立。
2003年(51才)ジョージア工科大学の Distinguished Professorになり、同大学情報セキュリティセンターをリード。
2006年(54才)サンフランシスコのベイエリアに戻る。Institute for Molecular Manufacturingで主任研究フェロー、シンギュラリティ・ユニバーシティの名誉会長、アルコー延命財団の理事になる。
2010年(58才)ハミング賞を受賞。
http://www.merkle.com/
https://en.wikipedia.org/wiki/Ralph_Merkle
https://ja.wikipedia.org/wiki/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3