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▼チューリング賞を受賞した初めてのアジア人。チューリング賞の受賞理由は、複雑性理論ベースの「疑似乱数生成」「暗号」「通信複雑性」を含む「計算理論」の基礎への貢献に対して、である。
▼「疑似乱数生成」は、乱数に見えるけども実は計算で生成した乱数もどき(?)のこと。
「暗号cryptography」はチューリングさんがドイツ軍の暗号エニグマの解読に挑戦したように数学的な技術。伝えたい情報を暗号化し、受け取ったら元に戻す復号からなる。
「通信複雑性」は、ヤオさんが提唱した用語。2点間の通信で生じる複雑性を論じる概念。
「計算理論」は、チューリングマシンのようなコンピュータのモデルとアルゴリズムを取り扱う理論。

アンドリュー・チーチー・ヤオ Andrew Chi-Chih Yao 1946-   計算機科学者
1946年、上海生まれ。香港を経て台湾に移民。
教育
1967年(18才)台湾国立大学でB.S.(物理学)。
1969年(20才)ハーバード大学で A.M.(物理学)。
1972年(23才)ハーバード大学で Ph.D. (物理学)。指導教員は1967年にノーベル物理学賞を受賞したSheldon Glashow先生。
1975年(26才)イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で Ph.D. (コンピュータ科学)。指導教員はChung Laung Liu先生。
活動
1975年(26才)MITの数学学部でAssistant Professor(76年まで)。
1976年(27才)スタンフォード大学コンピュータ科学部でAssistant Professor(81年まで)。アルゴリズムに関する理論研究を進める。
1977年(28才)ノイマンさんのミニマックス理論を応用した論文で「ヤオのミニマックス原理」を発表。
1979年(30才)通信複雑性Communication Complexity という用語を提唱。
1981年(32才)カリフォルニア大学バークレー校コンピュータ科学部門で Professor(82年まで)。
1981年(32才)Danny Dolevさんと共に公開鍵プロトコルのセキュリティの論文を発表。Dolev-Yaoモデルを提示。
1982年(33才)スタンフォード大学コンピュータ科学部で Professor(86年まで)。
1986年(37才)プリンストン大学でWilliam and Edna Macaleer Professor(工学と応用科学)(04年まで)。
1996年(47才)ドナルド・クヌースさん(6月22日)の名前を冠したクヌース賞の第一回受賞者となる。
2000年(51才)複雑性理論を元にした疑似乱数発生、暗号、通信複雑性を含む計算理論の基礎への貢献に対してチューリング賞を受賞
2004年(55才)清華大学先端研究センターで Professor。同大学計算理論研究所の所長。
2005年(56才)中国香港大学で特任教授。
2015年(66才)アメリカ市民権を放棄、中華人民共和国籍を取得。

https://amturing.acm.org/award_winners/yao_1611524.cfm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%82%AA