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▼ミルナーさんのコンピュータとの最初の出会いは、ケンブリッジ大学でウィクルス先生が中心になって制作したEDSACだった。EDSACが初めて動いたのは1949年。学生のミルナーさんがEDSACと対面したのが56年。EDSACのバージョン2が出るのが58年。だから、ミルナーさんはかなり改善が進んだ初代EDSACとご対面した、というわけだ。
▼第一印象は良くなかった。プログラミングはあまり素晴らしいとは言えないし、自分はこの先コンピュータとかかわることはないだろう、と思ったほど。しかし、周辺機器に関心を持つうちにだんだん全体に親しみ、ついにはコンピュータは単なる計算機械ではなく心の道具とまでみなせるほどの対象になる。
▼ミルナーさんは、チューリング賞の受賞者だ。受賞理由は、LCF、ML、CCSという3つの明確で完全な成果に対して。
・LCF(Logic for Computable Functions) 計算可能関数のための論理。
・ML(Meta Language) LCFのために開発したプログラミング言語。
・CCS(Calculus of Communicating Systems) 理論的な枠組みのひとつ。

アーサー・ジョン・ロビン・ゴレル・ミルナー Arthur John Robin Gorell Milner 1934-2010 英国の計算機科学者

1934年、英・プリマス生まれ。軍人の家庭。
1939年(5才)WWII
1945年(11才)WWII終戦
教育
1947年(13才)奨学金を得てイートン・カレッジに入学。
1952年(18才)イギリス陸軍工兵隊 Royal Engineers に入隊。
1954年(20才)除隊。少尉になる。
1954年(20才)ケンブリッジ大学キングスカレッジに入学。
1956年(22才)M・ウィクルス先生(5月21日)のEDSACに出会う。プログラミングは味気ないという印象。 しかし、コンピュータは単なる計算機ではなく、心の道具と感じるほど魅了される。
1957年(23才)ケンブリッジ大学キングスカレッジでB.Sc.(数学)を取得。 PhDは最後まで取得せず。
活動
1958年(24才)Marylebone Grammar Schoolで数学の先生。59年まで。
1960年(26才)Ferranti社のプログラマ。62年まで。
1963年(29才)The City University の講師Lecturer。67年まで。
1968年(34才)Swansea University の研究者。70年まで。
1971年(37才)スタンフォード大学でJ・マッカーシー先生(6月20日)と共同研究。72年まで。
1973年(39才)エジンバラ大学のLecturer/Personal Chair。95年まで。
1991年(57才)チューリング賞を受賞。
1995年(61才)ケンブリッジ大学コンピュータ研究所の Chair。2001年まで。
2009年(75才)エジンバラ大学のコンピュータ科学部の Chair。
2010年(76才)死去。

https://amturing.acm.org/award_winners/milner_1569367.cfm
https://en.wikipedia.org/wiki/Robin_Milner
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC