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コンピュータ通信のビジョンを持ち、実現できそうな開発者を選び予算を配分した。1960年代にアメリカ国防総省ARPAの研究部門長になり、大学や研究所の開発プロジェクトに資金をつけた。人・技術・将来を見るセンスが卓越していた。結果、パソコンの祖ALTOやインターネットの祖ARPANETの誕生を促す。PARCのコピュータ・サイエンス・ラボの創立者R・テイラーさん(7月7日参照)は「重要なコンピュータ技術のほとんどが、リックライダー氏のビジョンにあった」と指摘。今のアメリカの情報技術分野の優位性は、リックライダーさんのようなビジョナリーがいたからということが分かる。

ジョゼフ・カール・ロブネット・リックライダー
Joseph Carl Robnett Licklider 1915-1990
現代のコンピュータネットワークについてのコンセプトを作り上げた

1915年、ミズーリ州セントルイス生まれ。父親は牧師。
幼いころの趣味は、模型飛行機の組み立て。
自動車いじりは生涯の趣味。

教育
1937年(22才)セントルイスのワシントン大学から、物理学・数学・心理学の3つを専攻しB.A.を取得。
1938年(23才)心理学でM.A.を取得。
1942年(27才)ロチェスター大学で音響心理学のPh.D.を取得。

活動
1943-50年(28-35才)ハーバード大学音響心理学研究所で研究員として授業を担当。
1950年(35才)情報技術への関心が高まったのでマサチューセッツ工科大学の助教授になる。SAGEプロジェクトの人間的要素を扱うチームのヘッドになる。
1962年(47才)アメリカ国防総省ARPA の研究部門IPTO(Information Processing Techniques Office)の部長に就任。I・サザランドさん(7月12日参照)、R・テイラーさん(7月7日参照)、ローレンス・ロバーツさん(7月14日)と出会い、コンピュータネットワークの重要性を共有。
1963年(48才)タイムシェアリングシステムやコンピュータネットワークについてのメモをARPAの同僚に送信。このメモのビジョンからARPANETが誕生、のちにインターネット発展する。

資金提供事例
・MITのProject MAC。メインフレームに端末を接続して30人までが同時にコンピュータを利用するシステムの開発プロジェクト。
・スタンフォード大学、UCLA、UCバークレーほかのタイムシェアリング・プロジェクト。
・スタンフォード研究所のD・エンゲルバートさん(7月1日参照)。マウスを発明。

https://en.wikipedia.org/wiki/J._C._R._Licklider
https://ja.wikipedia.org/wiki/J%E3%83%BBC%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
J.C.R. Licklider & the Creation of the Internet