• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

Compact Disc、DVDを発明した人。電子ビームの専門家で音楽ファンがビニール製のレコードの弱点を克服した結果がCDになった。ラッセルさんのCDに可能性を認めて10年後に製品化したのはSONYとフィリップス。

▼James T. Russell 1931-

▼1953年(22才)西海岸の都市ポートランドのReed College を物理学士で卒業。卒業するとワシントン州リッチランドの研究所に入り、新装置の開発に従事。ここで世界初の電子ビーム溶接機electron beam welderを開発する。
▼1965年(34才)Pacific Northwest国立研究所のBattelle Memorial Instituteに入る。音楽好きのラッセルさんはレコード自体の弱点(ホコリが付きやすく傷つきやすい)と再生時の問題(針とレコードの溝が接触する、針飛びする)を解決しよと決意。自宅で理想の再生システムをスケッチした。溝と針の代わりにドットに光を当て反射があるかないかで信号を拾うので盤面での物理接触が起きない。このアイディアをまとめてBattelleに見せたところ、やってみよう、という話になり開発に取り組んだ。
1970年(39才)発明内容が公開される。
1972年(41才)多くの技術誌で紹介される。
1973年(42才)プロトタイプで実験を開始。以降、フィリップスやSONYを含む100社が見に来た。
1982年(51才)フィリップスとSONYの共同開発によってCDが登場。レコードと置き換わっていく。
2000年(69才)母校Reed Collegeから表彰される。

https://en.wikipedia.org/wiki/James_Russell_(inventor)
https://en.wikipedia.org/wiki/Electron-beam_welding
https://en.wikipedia.org/wiki/Compact_disc