• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

エジソンさんが発明した録音機は、音を振動として捉え、表面を蝋膜加工した回転シリンダーの表面に音の振動を反映させた溝として記録。再生は同じ速度で回転するシリンダーの溝を針がトレースして音に戻す。全ての工程がアナログ。今日、アナログの音をデジタルに変換するには「標本化・量子化・符号化」を行う。

▼トーマス・アルバ・エジソン Thomas Alva Edison 1847-1931 蓄音器を発明▼1877年(30才)蓄音機 phonograph を発明で世間に認知される。
phonographはのちに gramophone と呼ばれ、1940年代には record player と言われる。エジソンさんが初めて蓄音機を公開したとき、人々は予想もできないものだったので、まるで魔法を見るような強烈な印象を持った。研究所がニュージャージーのメロンパークにあったことから、エジソンさんは「メンロパークの魔法使い」と呼ばれる。
▼初期の録音方法は、スズ箔を巻いたシリンダに、録音したい音の振動を、表面に向かって垂直の溝として刻む仕組みだった。音質はそれほどでもない。表面を削って平滑にすれば数回、録音が可能。
▼国立科学アカデミーの会長はエジソンさんを「わが国においても他国においても最も独創的な発明家」と褒めた。
1878年(31才)ワシントンに出かけ、ヘイズ大統領、上院議員、下院議員、国立科学アカデミーの面々の前で録音機のデモを行った。これがニュースになり天才エジソンの名前が轟いた。
▼1878年に録音機の特許が取れたため、それ以上の改良をしなかった。しかし、1880年(33才)グラハム・ベルさんたちがワックス被膜の段ボール製シリンダーの録音機を出してくる。▼1887年にSPレコード 78rpm record が発明されると、シリンダ方式との交替が徐々に進んだ。

https://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Edison
https://en.wikipedia.org/wiki/Phonograph
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%84%E9%9F%B3%E6%A9%9F
1903 Edison Phonograph Recording Demo | Maker Faire Detroit