• 電気通信大学、プログラミング教室、東京都調布市

暗号解読 [amazon_link asins=’410215972X’ template=’ProductAd’ store=’atarasi09-22′ marketplace=’JP’ link_id=’4ad0fbcc-7094-11e7-98b8-9331fb2eb1ab’] (サイモン・シン著、青木薫訳、新潮社) 過去、現在、未来の暗号を丁寧に辿っていく、いろんな人に勧めたい本です。ただし、この本の面白い所はそれだけではありません。 この本は、暗号製作者と暗号解読者のいたちごっこを、血の通った人間ドラマとしてうまくまとめています。中でも見所は、第二次世界大戦でドイツが使用した「エニグマ」という暗号をめぐる話です。この章を読めば、歴史の中で使われる暗号というより、暗号が歴史を作っているということに気づくはずです。 この本が面白かった人には、同じ著者の「フェルマーの最終定理」もオススメです。本の内容を完全に理解することは僕にはできませんでしたが、天才たちの挑戦の雰囲気を味わうだけでも十分面白い一冊です。

将棋めし(1)

[amazon_link asins=’B01N4OU7JY’ template=’ProductAd’ store=’atarasi09-22′ marketplace=’JP’ link_id=’96ec2afe-7094-11e7-9d45-077522374b82′] (松本渚著、将棋監修・広瀬章人八段、KADOKAWA) 主人公はプロ棋士の峠なゆた六段。第一話は彼女が将棋対局中の夕食に迷う場面から始まります。 「対局において食事とは重要なエネルギー補給 腹が減っては戦はできぬと昔の人が言ったとおり 飯で勝敗が決まると言っても過言ではない(第一話より)」とあるとおり、彼女は14ページくらいかけて(!)夕食を決めます。そこで彼女が選んだメニューとは? そして忘れてはいけない勝敗の行方は!? 他にも面白い話が出てきますが、僕のおすすめは第五食(第五話)。将棋を始めたばかりの女の子の視点で物語が進んでいきます。この話で登場するのはみろく庵の「肉豆腐定食お餅追加」。今のでピンときた方もいるかもしれません。実はみろく庵とは実在するお店で、今月初めに行われた藤井聡太四段と佐々木勇気五段が共に出前を頼んだお店なのです!さらに佐々木五段は劇中と全く同じ「肉豆腐定食お餅追加」を食べて勝利し、藤井四段の前人未到30連勝を阻止しています。現実とのリンクがさらに物語を面白くしてくれる一冊。来月発売の二巻も楽しみ。

スティーブ・ジョブズ(I・II)

[amazon_link asins=’4062180731′ template=’ProductAd’ store=’atarasi09-22′ marketplace=’JP’ link_id=’ef787919-7094-11e7-bfb0-ad828dfb73a6′] (ウォルター・アイザックソン著、井口耕二訳、講談社) 言わずと知れたapple創業者の一人、スティーブ・ジョブズの伝記です。久しぶりに徹夜で読んだ本でした。 タイトルの通り、スティーブ・ジョブズがどのような人間であったのか、生まれてから死ぬまでを一冊の本に見事に収めています。奇人としての一面を持つことは有名でしたが、ここまでやっちゃうんだという話も飛び出してきてドン引き。この本を読んだ方と感想を言う機会があったときに一致した意見が、「ジョブズはすごい。でも彼を真似しちゃダメだよね(笑)」でした。 とはいえ本当に面白い本です。apple製品を一度でも使ったことのある人には是非一読をお勧めします。そして読み終わったらきっと、世代交代が進んで使わなくなったapple製品を物置から探し出すことになるでしょう。

終わりに

いかがでしたか?面白い本を「面白い」以外で表現する語彙力が欲しくなりました(小並感)。ちょっとまじめな本が並んでしまった感もあるので、次回またこのような機会があれば、ライトノベルなども紹介してみたいです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。]]>